信州での星見の日々 

と地歴探求倶楽部

太陽のHα線撮影

高校時代は地学部の天文班に入り、昼食時は太陽の黒点スケッチを3年間やっていまいもう40年も前のことです。その後は仕事でも地球温暖化問題を取り上げるようになって、その前に地球に常に過去から莫大なエネルギーを降り注いでいる太陽エネルギーの源である太陽本体の活動と地球の温暖化が乖離していることなどを知りました。放送大学で天体物理学関連の講義も受けたり、また特に高エネルギー宇宙物理学の世界的権威の桜井邦朋先生の著書を読み進めました。世界中の天文学者は地球温暖化の原因を炭酸ガスとは考えていないと言います。こうして2011年頃から私は自ら太陽表面の活動が白色光などの観察よりもはっきりととらえられるHα線による太陽撮影を行ってきています。かつてはスケッチか銀塩フィルムによる撮影でしか客観的な記録方法が特にアマチュアにはありませんでしたから、このHα線を通すナローバンドの干渉フィルターのついた太陽専用望遠鏡(高かった!)が、これとCCD方式のPCカメラ(といっても私は当時流行っていたドイツ製産業用カメラの天文 版のものを使っている)による動画映像のスタッキングによる映像はとても詳細な太陽表面の活動をとらえることができた。第25期の太陽活動が低迷なまま推移しているというが、一方の地球の温暖化には歯止めがかかっていない。人類の経済活動がそれほどまで地球環境を狂わせてしまったのか、それとも別の要因があるのか。そもそも炭酸ガスは冷え切った地球の表面気温を温めて、生物が住める環境を作り出した必須の大気成分であるのに、これほど敵視しているのには何かあると思わざるを得ない。私は別のプロセスでの原因の特定ができないかとも思っている。2000年当初、当時の米副大統領がノーベル賞を受賞し、一挙にハイブリッドカーが売れまくり(私もガソリン購入費を減らすために購入してしまったが)、原発建設計画が進められた(ただしこれには3.11で世界的にはブレーキかかった)が、巨大なCMの波に乗ってきた影に何か意図的なものを感じざるを得ないと思っている。


太陽のHα線撮影

0・5×のレデューサーを使って全体像を撮影し、太陽のリム周辺のプロミネンスのポイントを撮影。その後拡大撮影となる。
動画撮影は20~30秒その数百コマをスタッキングソフトで処理する。

太陽のHα線撮影 太陽フレア

拡大用のバローレンズを使い、2倍、3倍、5倍のものを持っているが、CCDのチップサイズにも拡大率は依拠するので、私のやり方は1/4インチCCDで2倍バローが一番効率よく撮影できている。でも1/4インチサイズのCCDチップに太陽を入れておくのも大変な労力で、そのための赤道儀の極軸をあらかじめしっかりと合わせておかないと結果は惨憺たるものになる。写真は太陽フレアが発生した直後」らしく白く輝いている領域が数分毎見ていると動いているのが分かる。地球サイズの何倍もの長さを数分で移動しているということは、光のスピードの何%かのスピードということ。宇宙のスケールの大きさを感じる。

馬頭星雲

これは15㎝アクロマートレンズの屈折での撮影。青色のハロがひどく出ているが、15㎝屈折の威力はすごいものがある。最近安価な大型アクロマートレンズとデュアルバンドパスフィルターなる組み合わせで高価なEDレンズと競えるくらいの星像を撮影することが流行ってきている。自分もやってみたいところだが、このフィルターがまた高価だ。馬頭星雲周辺は好きなHα領域だ。

オリオン大星雲M42


新たなチャレンジは私たちの原動力です。より良いサービス提供を行うことが喜びであり、楽しくも真剣に取り組んでいます。

北アメリカ星雲 NGC7000

偉業を達成するには、揺るがぬ信念が必要です。それが、我々が成果を出せる理由です。

子持ち星雲 M51

自分がこの分野でのエキスパートになれたのは、皆の助けがあったからこそです。それが志を同じにする仲間たちと、情熱とスキルをもって新しいムーブメントを生み出す仕事に携わる理由です。

三角座 M33

新たなチャレンジは私たちの原動力です。より良いサービス提供を行うことが喜びであり、楽しくも真剣に取り組んでいます。

カモメ星雲

偉業を達成するには、揺るがぬ信念が必要です。それが、我々が成果を出せる理由です。

機材について

第一天文台には赤道儀アトラクス(初期型)を92年に導入した。当初はセレストロンC11+スカイセンサー3Dでの駆動だったが、自動導入は手技が非常に面倒くさいため、2012頃よりE-ZEUSを導入した。もともとエイコー製60㎜(これは入門機)、タカハシⅮ65㎜(これは良く見え現在も現役)所持していたが、その後太陽面の撮影にLUNTのソーラー望遠鏡、15㎝アクロマートレンズのBK150 750、BORG76ED、セレストロンC5、ケンコー製の60㎜屈折、様々な望遠鏡を所有していた。撮影カメラは当初は銀塩だったのでPENTAX(SP-F、MX)その後CANON EOS650、MAMIYA645へと。デジタル化して、CANON EOS Kiss DigitalX、X5i、X6i、M、PENTAX K-20、他コンパクトのCANON S120、SONY、SANYO、OLYMPUS等も天体用に使った。天文専用としてはQSI 683wsg、ZWO ASI1600coolを深宇宙用に、イメージングソースのCCDカメラ3台は太陽面の動画撮影用に、その他ガイド用にqhy、スターライトエクスプレ等を使っている。

光害への取り組み

光害により天の川が見えなくなって久しいが、この問題を2000年頃から、星空の継続観察(環境省)を行うことで数値化することに参加してきている。当初はこと座の領域に見える最微光星の双眼鏡によるスケッチで行っていたが、その後、フィルム写真による解析、また専用測定器スカイクオリティメーター(SQMやSQM-L)による数値化を行ってきている。

らせん星雲

偉業を達成するには、揺るがぬ信念が必要です。それが、我々が成果を出せる理由です。

アンドロメダ銀河 M31

自分がこの分野でのエキスパートになれたのは、皆の助けがあったからこそです。それが志を同じにする仲間たちと、情熱とスキルをもって新しいムーブメントを生み出す仕事に携わる理由です。

太陽フレア

ウエスト彗星(1976  )


サーチライトによる光害


惑星撮影


野辺山宇宙電波観測所の存続について

取り組み

新たなチャレンジは私たちの原動力です。より良いサービス提供を行うことが喜びであり、楽しくも真剣に取り組んでいます。

ノイシュバンシュタイン城(2012)


ローテンブルク(2012)


ウィーン


月面撮影


ザルツブルク(2012)


M13


M45

M57


浄土ヶ浜(2015)